【実例】地銀×ネット証券×ことら送金で「勝手に貯まる」口座の役割分担ルール

固定費・節約術

口座を1つにまとめろ、という助言はよく聞く。だが俺はやらない。

十八親和銀行とWallet+だけで生活費も貯蓄も回していた時期があった。便利は便利だった。だが限界がある。目的別に貯めた金が、結局「ただの残高」で終わる。増えているのか減っているのか、感覚でしか分からなくなる。

だから役割を分けた。口座を増やすことが問題なのではない。ルールを決めていないことが問題だった。

結論:口座は3つの役割に分ければいい

  • メイン(十八親和銀行+Wallet+):生活費決済と、短期の目的別貯蓄
  • 投資(楽天銀行+楽天証券):NISA・資産運用・ポイ活の起点
  • 移行先(高金利ネット銀行):Wallet+で貯まった資金の”卒業先”

この3層構造にしてから、口座を見るたびに迷うことがなくなった。今どの金がどの役割かが、見た瞬間に分かる。

楽天銀行を投資枠に選んでいるのは、NISAだけが理由じゃない。楽天市場での買い物、デビットカードでのAmazonなどの決済、楽天証券への振込無料、GMOコインへの振込無料。さらに月数回はコンビニATMの入出金も無料になる。1つの口座に「投資」と「決済」と「引き出し」の役割をまとめて持たせられるから、ここに置いている。

ちなみに、口座は他にも数個ある。みずほ銀行と三菱UFJ銀行はモッピー経由のポイ活で開設したもの。みんなの銀行は他行より振込手数料が数十円安いから、地味に実務で使っている。PayPay銀行は……正直、なんとなく作った。全部の口座に戦略的な理由があるわけじゃない。それくらいでいい。

資金移動を手数料0円にした方法

口座を分けても、移動のたびに手数料が引かれては意味がない。そこで使っているのが「ことら送金」と、もう1つの経路だ。

十八親和銀行は福岡銀行グループの傘下にあり、同じグループのみんなの銀行とは振込手数料が無料になる。手数料のかかる振込先に送る時は、十八親和銀行からみんなの銀行へグループ間無料で送り、そこから手数料の安いみんなの銀行経由で振り込む。一手間はかかるが、全部スマホで完結する。

これにことら送金を組み合わせることで、地銀をベースにした「振込手数料無料ネットワーク」を自分なりに作っている。ATMに並んで振込用紙を書く時間はゼロになった。

地方在住で地銀をメインに使っている人間からすると、ここが一番の実用ポイントだと思っている。

Wallet+の目的貯金、溜まったらどうするか

Wallet+は目的ごとに貯金を可視化できる。ここは素直に便利な機能だ。だが、俺はここを「終着点」にはしない。

割り切っているのはこうだ。

  • Wallet+は「短期の資金置き場」でしかない
  • 一定額を超えたら、その時点で一番金利のいい銀行に移す
  • 今の候補はあおぞらネット銀行。ただし決め打ちはしない

銀行名を固定しない理由は単純で、金利は変動するからだ。大事なのは「どの銀行が今得か」ではなく、「いくら貯まったら動かすか」という自分の判断基準の方だ。基準さえ決めておけば、数年後に金利が変わっても記事も自分のルールも腐らない。

ここまで読んで「ずいぶん細かいな」と思った人もいるかもしれない。「振込手数料くらい払えばいいのに」という声も聞こえてきそうだ。だが節約とケチは別物だ。ケチは、手間や我慢そのものを目的にする。節約は、手間をかけてでも仕組みを作り、あとは自動で回るようにすることだ。俺がやっているのは後者で、一度ルールを作ってしまえば、以降は何も考えなくていい。考える回数を減らすための初期投資、それだけだ。

そもそも銀行は、預かった預金を元手に貸し出しや運用をして利益を出している。銀行にとって振込手数料は収益源の1つでしかなく、本当に増やしたいのは預金残高と貸付だ。手数料でちまちま稼ぐより、口座に金を置いてもらう方が銀行にとって都合がいい。だから無料の経路が用意されている。それを知らずに払い続ける理由はない。仕組みを知っているかどうかの差、それだけの話だ。

まとめ:お金の循環システムは、口座の数より役割で決まる

口座を増やすことを怖がる必要はない。怖いのは、役割を決めずに増やすことだ。

まずやることは1つ。今持っている口座に「メイン」「投資」「移行先」のラベルを貼ってみることだ。それだけで、口座を見る目が変わる。


資産形成の全体像はこちらにまとめている。 ファントム流資産形成術 まとめページ

コメント

タイトルとURLをコピーしました