【シンデレラフィット】メタルラック×温室カバー×ダイソーで作る「ベランダ薪棚」が最強だった

プーさんおじさん|自然と遊ぶ、癒やし系キャンパー

「ベランダに薪を置きたいけれど、DIYで木材を切ったりビスを打つのは面倒……」 「手頃な価格で買った薪がしっかり乾燥しているか不安。ベランダで効率よく乾かせないか?」

そんな悩みを解決する、工具いらずのベランダ薪棚を作りました。ベースは頑丈なメタルラックにDAISO(ダイソー)のワイヤーネット。さらに園芸用の簡易温室カバーにひと工夫加えることで、「煙突効果」による追い乾燥まで狙える仕様です。

ただし正直に言うと、この形にたどり着くまでに一度失敗しています。まずはそこから話します。


【最初に】作る前に確認する3つのこと

詳しい法令や数値の話は後半にまとめました。まずは最低限、これだけ守ってください。

  • 避難ハッチの上に置かない
  • 隣室との隔て板の前を塞がない(人が通れる幅を空けておく)
  • ラック+薪の総重量は、ラック自体の耐荷重とベランダの床、両方の範囲内に収める(具体的な考え方は後半で説明します)

なぜこの形にたどり着いたか(一度失敗しています)

実は最初、このベランダガーデニング温室には最初から専用の3段棚が付属していました。「これでそのまま薪棚になるじゃないか」と、深く考えずに薪を積んでいたんですが、しばらくして棚の接続部分(樹脂製)が薪の重みに耐えられず壊れてしまいました。

壊れたベランダ温室薪棚はこちら↓↓↓

薪は見た目以上に重いです。ベランダガーデニング用の棚が壊れるくらいには重い。ここで学んだのは、「薪を支える構造」と「雨風を防ぐカバー」は、別のパーツとして考えた方がいいということです。

そこで、薪を支える役目はスチール製のメタルラックに完全に任せ、簡易温室は付属の底板を外して「カバーとしてだけ」被せる方式に変更しました。結果、これが一番失敗しない組み合わせになりました。最初からこの形で作ることをおすすめします。

なぜこの組み合わせが最強なのか?

  • 三方(両サイド+背面2枚)ガードで薪崩れ・壁の傷を防止
    • 左右に各1枚、背面に2枚のダイソーワイヤーネットを配置。薪が横や後ろへ崩れるのを防ぎ、ベランダの壁に薪が直接当たって汚れるのを防止します。
  • 工具不要で頑丈(耐荷重の安心感)
    • スチール製メタルラックなら、薪の重みで壊れた樹脂パーツのような心配がありません。木工DIYのような強度の不安もなし。
  • 最上段にメッシュコンテナがジャストフィット
    • 火ばさみや耐熱グローブのほか、バラつきやすい焚き付け用の小割り薪や、夏用の15cm薪をまとめて収納できます。
    • (※防災上の観点から、火がつきやすい着火剤などはベランダに置かず、必ず室内で保管します)

【費用を抑えたい方へ】簡易温室カバーは「無くてもOK」

実は、薪は表面が多少雨に濡れる程度であれば、風通しさえ確保できていれば時間とともに自然と乾燥していきます。

そのため、「すでにしっかり乾燥している薪の一時置き場にしたい」「とにかくコストを抑えてシンプルに薪をまとめたい」という方は、温室カバーなし(ラック+ダイソーワイヤーネットのみ)でも十分に薪棚として機能します。

なぜ私は「簡易温室&煙突効果」を取り入れているのか?

カバーがなくても成立する中で、あえて私が簡易温室カバーを装着している理由は、「格安薪の追い乾燥」を加速させるためです。

ホームセンターの輸入薪や、キャンプ場近くの無人販売所で売られている格安の薪は、乾燥度合いがバラバラで、中にはまだ水分を含んでいて「シューシューと煙ばかり出て燃えない」ものも少なくありません。

そうした乾燥度合いがわからない安価な薪を自宅でしっかり「追い乾燥」させ、最高のコンディションに仕上げるために、温室カバーと「煙突効果」を活用しています。

「煙突効果」で乾燥を加速させるセッティング

温室をただ被せて密閉すると、薪から出た水分で結露してカビの原因になります。そこで、自然な空気の流れを作り出します。

  • 下部(吸気口):前面ファスナーを一番下まで締め切らず、下部を少しだけ開けておく。
  • 最上部(排気口):壁面側(雨が吹き込みにくい位置)に小さなスリット(切れ目)を入れておく。

【乾燥が加速する仕組み】

  1. 日中、温室内の空気が太陽熱で温められる。
  2. 温まった空気は湿気を抱えて上昇し、最上部の切れ目から外へ排出される。
  3. 抜けた空気の分、下部のファスナーの隙間から乾いた外気が自然と吸い上げられる。

このドラフト(上昇気流)が常時生まれることで、雨を完全にガードしながら、内部の薪の水分を効率よく飛ばすことができます。

なお、密閉した温室内は真夏や晴天時に50℃を超えることも珍しくありません。火ばさみなどの金属・耐熱ツールは問題ありませんが、カバー自体の劣化は早まるので、数年での買い替えは想定しておいてください。

「温室効果で薪をカラカラに仕上げる!今回ラックにシンデレラフィットさせた温室カバーはこちら」
↓↓↓
タカショー ビニールハウス ビニール温室 スリム 幅70.5cm×奥行50cm×高さ111cm

必要なアイテム・材料

ダイソーで手に入る消耗品・補助パーツと、通販で揃うメインフレームをうまく組み合わせるのがコストを抑えるポイントです。今回私が使ったサイズもあわせて載せておきます。

  • スチールラック(メタルラック):3段、幅59×奥行34×高さ76cm、総耐荷重100kg
  • 簡易温室(ラック用カバー):幅69×奥行49×高さ126cm(※追い乾燥を狙う場合のみ)
  • DAISO ワイヤーネット:計4枚(両サイド各1枚、背面2枚)
  • DAISO 結束バンド:1袋(屋外使用のため耐候性タイプ推奨)
  • DAISO 防振ゴムマット / すのこ:適量(床材の保護・荷重分散用)
  • 最上段用コンテナ:折りたたみメッシュコンテナ(ギアや小割り薪の保管用)

このサイズの組み合わせだと、幅は左右合わせて10cm、奥行は前後合わせて15cmしか余裕がありません(片側5cm・7.5cm程度)。ラック自体がすっぽり収まり、外から見てもダブつきがない、まさにシンデレラフィットです。

高さだけは温室側が50cmほど高くなっていますが、これは失敗ではなく計算通りです。最上段のメッシュコンテナ分の高さと、煙突効果を生む空気の通り道(対流スペース)を、あえて上に確保しています。幅・奥行はぴったり、高さは意図的な余白、というのがこの組み合わせの実際のところです。

「薪をぎっしり積んでもビクともしない!今回使用した頑丈なメタルラックはこちら。」
↓↓↓
Amazonベーシック スチールラック 幅60 棚 メタルラック 3段 幅59×奥行34×高さ76cm
温室カバーの規格と合わせるのがポイントです。

組み立て手順

  1. メタルラックを組む
    • ラックの脚元にダイソーのゴムマットやすのこを敷き、床を保護しつつ水平に設置します。
    • 薪の長さに合わせて棚板の高さを調整。下段・中段は薪用、最上段はコンテナが収まるスペースを確保します。
  2. ダイソーのワイヤーネットを結束バンドで固定
    • 両サイド:左右の外側にワイヤーネットを1枚ずつ当て、支柱に結束バンドで結束。
    • 背面:背面に2枚並べ、支柱およびネット同士の継ぎ目を結束バンドで連結。
    • 余った結束バンドの端はニッパー等で綺麗にカットします。
  3. (温室を使う場合)カバーの加工と取り付け
    • 温室に付属の底板・棚板がある場合は外してください。薪の重みに耐える設計になっていないため、必ずメタルラックに薪はのせてください。
    • カバー最上部の壁面側に、雨が入りにくい角度でスリット(通気用の切れ目)を入れます。
    • ラック全体にカバーを被せ、支柱に固定ヒモを結びつけます。
    • 前面ファスナーは下まで下ろし切らず、少し隙間を開けて吸気口を確保します。

完成した画像がこちら↓↓↓

積載荷重について、正直に数字を出します

ここは背伸びせず、実際に自分が運用している数字で説明します。

  • このメタルラックの総耐荷重は100kg
  • 現在載せている薪の総重量は約60kg
  • ラック自体の自重(8〜10kg程度)を足しても、総重量は70kg弱で、ラックの耐荷重100kgに対して7割程度

つまり今のところ、ラック本体にはまだ余裕があります。ただし、ここから薪を80kg、100kgと増やしていくと、ラックの自重を足した時点でラック自体の耐荷重100kgに接触、あるいは超えてしまう可能性があります。「まだ棚に載るから」といって際限なく積み上げるのはやめてください。

もう一つ別の制約として、ベランダの床(バルコニーの積載荷重)があります。建築基準法施行令85条では、部屋の用途ごとに床が耐えるべき荷重の目安が定められており、共同住宅の共用廊下などでは180kg/m²程度の数値が引用されることがあります。

ただし、この数値をそのままラックの設置面積に掛け算して「安全な重さ」を割り出す使い方は、正確な計算ではありません。実際の荷重はラックの脚(数点)に集中する「点荷重」であり、面積あたりの数値を単純に当てはめられるものではないからです。加えて、実際に耐えられる重さは建物の構造・築年数・防水層の劣化状況によって大きく変わります。

なので、この記事では「〇〇kgまでなら絶対に安全」という断定はしません。代わりに、

  • 目安として、ラックの耐荷重を超えない範囲(今回の例なら、薪は自重込みで90kg程度まで)にとどめる
  • 少しでも不安がある、あるいは築年数が古い建物の場合は、必ず管理会社・管理組合に実際の積載荷重を確認する
  • 迷ったら、まず自分の実際の使用量(今回の例なら60kg程度)を基準にして、少しずつ様子を見ながら増やす

という考え方を推奨します。数字を盛らず、自分の実測値をベースに判断してください。

避難経路・避難器具について

もう一つ、ベランダ設置前に必ず確認してほしいのが避難ルールです。

分譲マンションのベランダは、区分所有法や各マンションの管理規約上、専用使用権のある「共用部分(有事の避難経路)」として扱われるのが一般的です。事故やトラブルを防ぐため、設置前に以下を確認してください。

  • 避難ハッチ(床面の脱出口)の上に置かない
  • 隣室との境界にある「隔て板(蹴破り戸)」の前を塞がない
    • 有事の際に蹴破って避難できるよう、隔て板の前には通路スペースを確保します。目安としてよく引用されるのは60cm程度ですが、これは自治体の条例や個々のマンションの管理規約で定められている場合があるため、正確な数値は自分の建物の管理規約・管理会社で確認するのが確実です。

脚元の防振対策、ダイソーで代用品に落ち着きました

安全対策として脚元に防振ゴムマットを敷くことを強くおすすめしていますが、実は私自身、以前使っていたすのこを不注意で割ってしまいました。代わりの防振ゴムマットをダイソーで探したものの、ちょうどいいサイズのものが見つかりませんでした。

そこで代用したのが、「イス脚キャップ(丸・角兼用、シリコーン製)」と「丸型すべり止めマット」の組み合わせです。丸型すべり止めマットの粘着テープ部分とイス脚キャップを貼り合わせ、そのままメタルラックの脚に被せるだけ。専用品が見つからなくても、ダイソーの店内を探せば代用できるものは意外とあります。

収納・運用の内訳

  • 下段・中段:通常サイズの大割り・中割り薪をぎっしりストック。
    (下段には30cm~40cm、中段には20cm~30cmと分けると安定します。)
  • 最上段(DAISO折りたたみメッシュコンテナ):
    • 焚き付け用の細い小割り薪
    • 夏場の焚き火で重宝するコンパクトな15cm薪
    • 火ばさみ・耐熱グローブなどの金属・革製ツール
    • ※着火剤は防災のため室内保管を徹底

まとめ:遠回りした結果たどり着いた最終形

最初は簡易温室に付属の棚をそのまま使い、壊してしまいました。そこから「薪を支えるのはメタルラック、雨風を防ぐのは温室カバー」と役割を分けたことで、ようやく失敗しない形にたどり着きました。

「メタルラック×ダイソーワイヤーネット」の基本形だけでも頑丈な薪棚になりますが、「温室カバー+煙突効果」を加えることで、格安薪を極上の乾燥薪に仕上げる乾燥ステーションに進化します。

ラックの耐荷重、ベランダの積載荷重、避難経路の確保。数字は盛らず、自分の実測値を基準に、無理のない範囲でベランダ薪ライフを楽しんでみてください。

今回紹介した商品はこちら

「薪をぎっしり積んでもビクともしない!今回使用した頑丈なメタルラックはこちら。」
↓↓↓
Amazonベーシック スチールラック 幅60 棚 メタルラック 3段 幅59×奥行34×高さ76cm
温室カバーの規格と合わせるのがポイントです。

「温室効果で薪をカラカラに仕上げる!今回ラックにシンデレラフィットさせた温室カバーはこちら」
↓↓↓
タカショー ビニールハウス ビニール温室 スリム 幅70.5cm×奥行50cm×高さ111cm

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