この記事を読む前に
動画を見てくれた人も、検索で辿り着いた人も、どちらも歓迎する。
ぼくは介護の現場に30年いる。ケアマネジャーであり、認知症ケアの講師でもある。投資の専門家ではない。この記事は「儲かる話」でも「買ってください」でもない。
ぼくが6,500円でWILD(プロジェクト名:Wilder World)という暗号資産を買ったとき、なぜ「1,500枚手に入れた」という感覚しかなかったのか。その思考の構造を、正直に書く。
価格ではなく、枚数で見る理由
6,500円は今日の価格で換算した数字だ。明日変わる。来年も変わる。でも1,500枚という事実は変わらない。
キャンプをする人ならわかると思う。焚き火の薪を10本持っている。その薪が今日100円なのか200円なのかは、価格が変わるだけだ。薪は10本だ。
価格は外部環境が決める。枚数は自分が決めた行動の結果だ。「何を持っているか」と「それが今いくらか」は、まったく別の問いだとぼくは思っている。
だからぼくは1,500枚で見る。6,500円では見ない。
最初に言っておくこと
ぼくは投資の専門家ではない。ずぶの素人だ。この仮説が正しいかどうか、正直わからない。
ただ、構造として筋が通っていると思っている。そしてその構造を、自分の言葉で説明できる。
「なんとなく上がりそう」ではなく「なぜそう思うのか」を語れること。それがぼくにとっての最低限の誠実さだ。
これから書く3つの根拠は、ぼくの仮説の柱だ。前向きな反論も歓迎する。批判はスルーだ。
根拠① 通信が変わる ― IOWNという血管
AIが動くためには、血管が要る。
現在のインターネットは電気信号で動いている。データが増えれば増えるほど、電力を消費し、熱を出し、速度の限界にぶつかる。AIが処理するデータ量は、これから爆発的に増える。今の通信インフラでは、その重さに耐えられない。
NTTが開発を進めているIOWNは、光電融合という技術で通信の仕組みを根本から変えようとしている。電気ではなく光でデータを運ぶ。消費電力は100分の1、通信容量は125倍。これが実現すれば、AIが必要とする「血管」が整う。
通信インフラが変わるということは、その上で動く経済の仕組みも変わる可能性がある。ぼくはそう見ている。
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根拠② エネルギーが変わる ― ナトリウムイオン電池という燃料
AIが動き続けるには、電気が要る。しかも大量に、安く、安定して。
現在のAIデータセンターが消費する電力量はすでに膨大だ。これからさらに増える。その電力を支えるバッテリー技術として注目されているのが、ナトリウムイオン電池だ。
リチウムイオン電池には限界がある。レアメタルであるリチウムの採掘は、地政学的リスクと環境負荷を抱えている。ナトリウムは海水から取れる。資源的に圧倒的に豊富で、コストも下がる見込みがある。
そしてもう一つ、蓄電には別の役割がある。太陽光や風力といった再生可能エネルギーは、発電量が天候に左右される。晴れた日に余った電気は、今の仕組みでは捨てるしかない。「捨て電」と呼ばれる現象だ。蓄電池がその余剰電力を蓄えることで、エネルギーのムダがなくなる。さらに、電力需要が集中する時間帯に蓄えた電気を放出できれば、発電所への負荷も分散される。AIが大量の電力を安定して使い続けるには、この「蓄電インフラ」が整うことが前提条件になる。
エネルギーの調達コストが下がれば、AIの稼働コストも下がる。AIがより広く、より深く経済に参加する条件が整う。
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根拠③ AIが経済に参加する ― 許可不要の決済インフラ
ここが核心だ。
AIエージェントという言葉を聞いたことがあるだろうか。人間に代わって、AIが自律的にタスクをこなす仕組みだ。調べる、判断する、実行する。これが当たり前になる世界が、もう目の前に来ている。
そのAIが「買い物をする」「報酬を受け取る」「契約を結ぶ」とき、何が必要か。決済インフラだ。
ところが既存の金融システムは、人間を前提に設計されている。銀行口座を持つには審査が要る。送金には許可と時間がかかる。AIが自律的に経済参加するには、許可を必要としない決済インフラが構造的に必要になる。
その世界をより具体的に想像するなら、メタバースがわかりやすい。仮想空間の中でAIエージェントが土地を借り、サービスを売り、報酬を受け取る。そういう世界は、すでに技術的には射程に入っている。メタバースはかつて「人間が遊ぶ空間」として語られていた。しかしAIが経済参加する舞台として捉え直したとき、その意味は変わる。許可なく動き、許可なく決済できるインフラが、そこでは不可欠になる。
暗号資産は、その条件を満たす数少ない仕組みだ。誰でも持てる。許可なく送れる。プログラムで動かせる。
ぼくが1,500枚を「仮説の上に置いている」のは、この構造が見えたからだ。
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介護の現場で見てきたこと
認知症の方が「家に帰りたい」と言う。
家族は「もう帰れないんです」と伝える。施設がご自宅だから、という意味で。どちらも嘘をついていない。どちらも正しい。
でも、見ている構造が違う。
家族は「現在の住所」という構造で見ている。本人は「安心できる場所」という構造で見ている。どちらが正しいか、という問いに答えはない。どの構造で世界を見ているか、それだけの違いだ。
この構造の違いを理解できると「認知症の人の住む世界」がわかる。
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6,500円で見るか、1,500枚で見るか。今日の価格で見るか、仮説の構造で見るか。
投資も介護も、同じ問いに辿り着く。ぼくはずっとそう思っている。
最後に
この1,500枚が将来どうなるか、わからない。仮説は仮説だ。
ただ、なぜそう仮説を立てたのか。通信・エネルギー・AIエージェントという3つの構造が揃ったとき、何かが変わると思っている。その思考を、正直に語りたかった。
「投資を勧めたいわけじゃない」と最初に書いた。それは本当だ。
ぼくが伝えたいのは、構造が見えたから動いた、ということだけだ。あなたはどの構造で、世界を見ていますか。
【参考リンクまとめ】
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- ワイルダーワールドについて詳しく知りたい人へ 👉【ワイルダーワールドとは何か。~ぼくが「1,500枚」を選んだ理由の、もう一歩手前の話。~】
【このブログを書いた人】
介護業界30年。ケアマネジャー・認知症ケア講師。
構造で考え、正直に語る。
👉 介護系ブログ【CareRebuildProject】


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