■ はじめに
「あ、今ちょっと考え事してた」
「……いや、仕事はしてるんだけど、たぶん別の回路も走ってる」
そんな感覚、あるだろうか?
表面では雑務、頭の裏側ではアイディアがじわじわ育ってる。
何気ない時間に“答え”が降ってくる。
これは、ただの偶然じゃない。
■ デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)とは?
脳には、“ぼーっとしてる時”に働く特殊なネットワークがある。
- 名前は「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」
- 休んでるようで、脳は情報整理・関連づけをしている
- このとき、ひらめきやアイディアの原型が生まれる
■ 日常型ニュータイプは、DMNが「常時起動」
普通の人は、
・作業中 → 前頭葉(集中モード)
・休憩中 → DMN(ひらめきモード)
でも日常型ニュータイプは違う。
🔄 作業中も、感情処理中も、雑談中も、常に裏でDMNが回ってる。
= 「意識と無意識が同時稼働」してる脳。
■ だから、思考が“飛ぶ”けど“戻ってくる”
- 会話中に別のことを考えてる
- 記事を書いてたら全然違う構想が湧く
- 片付けしてたら、答えがひらめく
でもそれが「今やってること」と繋がってる
これが、常時起動型DMNの力。
■ ファントムの活かし方(自己流)
🛠️ 1. 思考が飛んでも「否定しない」
→「これも探索中の脳の一部」として受け入れる
🛠️ 2. ひらめいたら“止めて書く”
→ 飛んだ思考は金脈。即メモ、即スクショ、即録音、ChatGPTに投げる
🛠️ 3. 無意識を意識化する訓練
→ 朝や夜に「今日、脳が拾ってたこと」を振り返る
■ まとめ
ぼーっとしてるように見えても、
俺の脳は裏で戦ってる。探してる。整理してる。
それは無駄な時間じゃない。
むしろ、「最も“ひらめきに近い状態”」だ。
常時DMN起動型の脳は、最大の武器であり、制御の難しい相棒。ひらめいた瞬間に、次のひらめきに走り出す。
■ 次回予告
#05:「多趣味=集中力がない」は誤解だ。
日常型ニュータイプが“1つに絞れない理由”と、その強みを解説。
🧠 あなたの“気づき力”はどのタイプ?
共感しすぎる。空気を読みすぎる。妄想が止まらない。
そんなあなたの脳には、名前があるかもしれません。
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