#02 夕方になると脳がバグる理由― 情報処理過多と感覚疲労の実態 ―

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■ はじめに

昼過ぎあたりから、
「……あれ?なんか考えがまとまらない」
「さっきまでの冴え、どこ行った?」
「気づいたら、“はぁ…”って5回目のため息」

…という現象、あるあるだ。

これはただの“疲れ”ではない。
**感知しすぎ+マルチ処理しすぎの“脳のバグ”**だ。


■ 日常型ニュータイプの脳内環境

日常型ニュータイプは、基本的に情報を拾いすぎている。

  • 視線の向き
  • 声のトーンの変化
  • 小さな音の違和感
  • 気配の強弱
  • 他人のテンション変化
  • 空気感の“ズレ”
  • 表情の揺らぎ
  • スケジュールの全体構造

これらを無意識に拾ってる=脳内常時フル稼働


■ 昼頃までは「ゾーン状態」に入ってる

午前中、頭の中はこんな感じ↓

✅ 思考が鋭い  
✅ 直感がバシバシ当たる
✅ 複数タスクを自然に切り替えられる
✅ 空気読めて、先回りできる
✅ “俺、今日やばくね?”状態

でも…


■ 午後~夕方にかけての変化

🧠「ちょっと待って、処理しすぎだよ」
💥「メモリ足りません」
💤「脳の使用率96%。一時停止します」

結果──

  • 集中できない
  • 言葉が出てこない
  • 気づいたらぼーっとしてる
  • 思考が散らかる
  • 急にネガティブに傾く

そう、これが「夕方バグ」だ。


■ これ、“サボり”じゃない

誤解されがちだけど、この状態は“やる気がない”んじゃない。
処理しすぎて、脳のバッファが溢れてるだけ。

HSPやマルチタスクタイプの人は、
「ちゃんとできてた自分」と
「疲れ切った自分」のギャップに苦しむ。

でもこれは、感知型人間の宿命。


■ ファントムの対処法(仮対策)

🛠️ 1. 昼過ぎリブートタイムを設ける
 → 15分だけでも「感覚遮断」時間を取る
 (イヤホン・散歩・車内こもり・空を見上げる)

🛠️ 2. 単純作業モードへ切り替える
 → 頭脳ではなく“手”を使う作業へ
 (画像選び・文字装飾・整理・掃除・買い物など)

🛠️ 3. 午前に「思考系作業」を前倒し配置
 → 午前:戦術/午後:回収と微調整
 (“朝ファントム”を信じろ)

🛠️ 4. 認知を言語化して吐き出す
 → 頭の中が詰まったら「何に疲れてるか?」を文字にして棚卸し


■ まとめ

日常型ニュータイプにとって、
夕方は“スリープ時間”でもある。

それを弱さと捉える必要はない。
センサー感度が高い分、バッファが焼き切れるのが早いだけ。

だからこそ、意識的に休ませることが「武装解除」につながる。

俺たちは、感受性で戦う兵士だ。
その分、自分を守る方法も身につけなきゃならない。


■ 次回予告

#03「“気づきすぎる”という呪い」
相手の感情、空気の変化、雰囲気の異変…
それを「察してしまう」人間が背負う無意識の負荷とは?


🧠 あなたの“気づき力”はどのタイプ?
共感しすぎる。空気を読みすぎる。妄想が止まらない。
そんなあなたの脳には、名前があるかもしれません。

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