■ はじめに
昼過ぎあたりから、
「……あれ?なんか考えがまとまらない」
「さっきまでの冴え、どこ行った?」
「気づいたら、“はぁ…”って5回目のため息」
…という現象、あるあるだ。
これはただの“疲れ”ではない。
**感知しすぎ+マルチ処理しすぎの“脳のバグ”**だ。
■ 日常型ニュータイプの脳内環境
日常型ニュータイプは、基本的に情報を拾いすぎている。
- 視線の向き
- 声のトーンの変化
- 小さな音の違和感
- 気配の強弱
- 他人のテンション変化
- 空気感の“ズレ”
- 表情の揺らぎ
- スケジュールの全体構造
これらを無意識に拾ってる=脳内常時フル稼働。
■ 昼頃までは「ゾーン状態」に入ってる
午前中、頭の中はこんな感じ↓
✅ 思考が鋭い
✅ 直感がバシバシ当たる
✅ 複数タスクを自然に切り替えられる
✅ 空気読めて、先回りできる
✅ “俺、今日やばくね?”状態
でも…
■ 午後~夕方にかけての変化
🧠「ちょっと待って、処理しすぎだよ」
💥「メモリ足りません」
💤「脳の使用率96%。一時停止します」
結果──
- 集中できない
- 言葉が出てこない
- 気づいたらぼーっとしてる
- 思考が散らかる
- 急にネガティブに傾く
そう、これが「夕方バグ」だ。
■ これ、“サボり”じゃない
誤解されがちだけど、この状態は“やる気がない”んじゃない。
処理しすぎて、脳のバッファが溢れてるだけ。
HSPやマルチタスクタイプの人は、
「ちゃんとできてた自分」と
「疲れ切った自分」のギャップに苦しむ。
でもこれは、感知型人間の宿命。
■ ファントムの対処法(仮対策)
🛠️ 1. 昼過ぎリブートタイムを設ける
→ 15分だけでも「感覚遮断」時間を取る
(イヤホン・散歩・車内こもり・空を見上げる)
🛠️ 2. 単純作業モードへ切り替える
→ 頭脳ではなく“手”を使う作業へ
(画像選び・文字装飾・整理・掃除・買い物など)
🛠️ 3. 午前に「思考系作業」を前倒し配置
→ 午前:戦術/午後:回収と微調整
(“朝ファントム”を信じろ)
🛠️ 4. 認知を言語化して吐き出す
→ 頭の中が詰まったら「何に疲れてるか?」を文字にして棚卸し
■ まとめ
日常型ニュータイプにとって、
夕方は“スリープ時間”でもある。
それを弱さと捉える必要はない。
センサー感度が高い分、バッファが焼き切れるのが早いだけ。
だからこそ、意識的に休ませることが「武装解除」につながる。
俺たちは、感受性で戦う兵士だ。
その分、自分を守る方法も身につけなきゃならない。
■ 次回予告
#03「“気づきすぎる”という呪い」
相手の感情、空気の変化、雰囲気の異変…
それを「察してしまう」人間が背負う無意識の負荷とは?
🧠 あなたの“気づき力”はどのタイプ?
共感しすぎる。空気を読みすぎる。妄想が止まらない。
そんなあなたの脳には、名前があるかもしれません。
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