はじめに
スマホを触るのは左手。
だけど、文字を書くのは右手。
料理をするときは右手で包丁を握るけど、左手での“支え方”がうまくいかないと全部ダメになる。
ふとした瞬間に思う。
もしかして──右手と左手で、“性格”が違うのでは?
クロスドミナンス脳の“分業体制”
前回の記事で「利き手が作業ごとに切り替わる脳=クロスドミナンス脳」について話した。
その後も意識して観察してみた結果、僕の中でひとつの仮説が浮かんだ。
それは──
右手は“出力”と“制御”の担当
左手は“感覚”と“受信”の担当
実感を伴う事例
たとえば僕はこうだ:
- 📱スマホ操作(左手)→ 情報を拾う・無意識的にスワイプ・スクロール
- ✍️ メモを書く(右手)→ 情報を整理する・構造化・言語化
- 🍳 料理の下ごしらえ(右)→ 手順を正確に進める
- 🥬 材料を押さえる(左)→ 力加減や位置取りを“感じてる”
右手は、論理的・意図的・整理的。
左手は、感覚的・即興的・バランス重視。
つまり僕の中には、「2つの人格に近い“役割分担”」が存在している。
脳と手の分担構造
これは偶然ではない。
脳科学的には、右脳は感覚・直感・空間処理、左脳は言語・分析・計算が得意とされている。
そして、脳と身体の制御は交差している。
- 右脳 → 左手(感覚・空間)
- 左脳 → 右手(言語・制御)
つまり、僕が自然に手を使い分けているのは、脳がそれぞれの得意分野で働いている証拠かもしれない。
この脳は、“切り替える”ことができる
たとえば集中したいとき、僕はあえて右手でメモを取りながら、左手でコーヒーを持つ。
感覚をリラックスさせつつ、思考を言語化することで、右脳と左脳のバランスが取れるのを感じる。
これは「利き手の問題」ではなく、
“脳の使い方”の問題だったのだと思う。
あなたの中にも、もう1人の自分がいる
片方の手を見て、
「この手は、感覚で世界を受け取ってる」
「もう一方の手は、論理で整えている」
そう思うようになってから、
僕は“自分の思考”に対する信頼感が増した。
左右の手には、それぞれ役割がある。
そしてその2つが交差し、支え合って生きている。
あなたの中にも、「複数のOS(思考回路)」が存在しているのかもしれない。
次回予告
📌 #03:“どっちの手でやるか”が、日常の選択肢を決めていた
──無意識の利き手選択が“思考”と“行動”を変えている。
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