#02 右手と左手で“性格が違う”気がする理由── 左手は感覚、右手は論理。ふたつの人格が共存しているような感覚の正体。

クロスドミナンス脳

はじめに

スマホを触るのは左手。
だけど、文字を書くのは右手。
料理をするときは右手で包丁を握るけど、左手での“支え方”がうまくいかないと全部ダメになる。

ふとした瞬間に思う。

もしかして──右手と左手で、“性格”が違うのでは?


クロスドミナンス脳の“分業体制”

前回の記事で「利き手が作業ごとに切り替わる脳=クロスドミナンス脳」について話した。

その後も意識して観察してみた結果、僕の中でひとつの仮説が浮かんだ。

それは──

右手は“出力”と“制御”の担当
左手は“感覚”と“受信”の担当


実感を伴う事例

たとえば僕はこうだ:

  • 📱スマホ操作(左手)→ 情報を拾う・無意識的にスワイプ・スクロール
  • ✍️ メモを書く(右手)→ 情報を整理する・構造化・言語化
  • 🍳 料理の下ごしらえ(右)→ 手順を正確に進める
  • 🥬 材料を押さえる(左)→ 力加減や位置取りを“感じてる”

右手は、論理的・意図的・整理的。
左手は、感覚的・即興的・バランス重視。

つまり僕の中には、「2つの人格に近い“役割分担”」が存在している。


脳と手の分担構造

これは偶然ではない。
脳科学的には、右脳は感覚・直感・空間処理左脳は言語・分析・計算が得意とされている。

そして、脳と身体の制御は交差している

  • 右脳 → 左手(感覚・空間)
  • 左脳 → 右手(言語・制御)

つまり、僕が自然に手を使い分けているのは、脳がそれぞれの得意分野で働いている証拠かもしれない。


この脳は、“切り替える”ことができる

たとえば集中したいとき、僕はあえて右手でメモを取りながら、左手でコーヒーを持つ。

感覚をリラックスさせつつ、思考を言語化することで、右脳と左脳のバランスが取れるのを感じる。

これは「利き手の問題」ではなく、
 “脳の使い方”の問題だったのだと思う。


あなたの中にも、もう1人の自分がいる

片方の手を見て、
「この手は、感覚で世界を受け取ってる」
「もう一方の手は、論理で整えている」

そう思うようになってから、
僕は“自分の思考”に対する信頼感が増した。


左右の手には、それぞれ役割がある。
そしてその2つが交差し、支え合って生きている。

あなたの中にも、「複数のOS(思考回路)」が存在しているのかもしれない。


次回予告

📌 #03:“どっちの手でやるか”が、日常の選択肢を決めていた
──無意識の利き手選択が“思考”と“行動”を変えている。


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