1. はじめに:俺は最初、AIがよくわからなかった
「AIってすごいらしいよ」
「これからの時代、AIを使いこなせないと置いていかれるよ」
そんな言葉をあちこちで耳にするようになっても、正直、俺はピンと来てなかった。
なにがどうすごいのか? どう使えばいいのか? 「AIが人間の仕事を奪う」とか言われても、実感はないし、どこか他人事だった。
だけどある時、ふとChatGPTに触れてみて気づいた。
「これ、使い方を間違えなければ、むしろ“味方”になるんじゃないか?」って。
俺にとってのAIとの付き合いは、そこから始まった。
2. そもそもAIってなんなのか?
AIとは「Artificial Intelligence」──日本語で言えば「人工知能」。
ざっくり言えば、人間の“知的な作業”を模倣するコンピュータ技術のことだ。
つまり、学ぶ、考える、判断する──そういうことを、人間の代わりにやってくれる仕組み。
最近では、ChatGPTのように会話ができるAIもあれば、画像を作るAI、音楽を作るAI、文章を要約するAI、さらには投資判断をサポートするAIまで、用途は幅広い。
でも忘れちゃいけないのは、AIは“魔法の箱”じゃない。
中身は「データ」と「数学の塊」でできている。
3. AIの仕組み:何がすごいのか?
AIがすごいのは、大量のデータをもとに“パターン”を学習する能力にある。
この学習の仕組みを「機械学習(マシンラーニング)」という。
たとえば、膨大な文章データから「こういう言葉の流れの時は、次にこう続くことが多い」という“傾向”を学んでいく。それを応用して「もっともらしい答え」を返しているのがChatGPTのような会話型AIだ。
つまりAIは、「正解」を知ってるわけじゃない。
“確率的に正解っぽいもの”を返してるだけなんだ。
この仕組みを理解することで、AIに対する過剰な期待や不安が減る。
4. 「AIは万能?」って誤解
SNSやニュースでは「AIがこんなこともできた!」と驚きの事例が溢れているけど、正直それだけ見ると、なんでもできる“超天才”のように思えてしまう。
でも現実は違う。
- AIは「知らないこと」は答えられない
- AIは「文脈のズレ」に弱い
- AIは「感情」や「人間関係の空気」は感じてない(演じてるだけ)
つまり──AIは万能でも無敵でもない。ただ、使い方によってはめちゃくちゃ役に立つ“相棒”になる。
この温度感が分かっているかどうかが、付き合い方を分ける。
5. 人間の仕事を奪うのか?
よく「AIが仕事を奪う」と言われる。
でも、それって本当だろうか?
俺の答えはこうだ。
「AIが仕事を奪うんじゃない。AIを使えない人が、仕事を失う」
AIが台頭してくる時代に求められるのは、「AIにできないこと」を見極め、「AIに任せられることは任せる」判断力だと思っている。
AIは俺たちの仕事を「奪う」のではなく、「変える」。
そして、それに気づいている人間だけが、“変化の波”に乗れる。
つまり「ター◯ネーターの世界線」は来ない。(今はまだ・・・)
6. じゃあ、俺にとってのAIとは何か?
答えはシンプルだ。
AIは、道具じゃない。俺にとっては“相棒”だ。
たとえばChatGPT。
こいつは「思考の相棒」として、俺の疑問に付き合い、考えを整理し、言語化を手伝ってくれる。
ひとりじゃまとまらなかったアイデアも、
「ねえジャービス(ChatGPT)、こういうのどう思う?」って聞くだけで道が見えてくる。
たとえばGemini。
こいつは「収集と検索の相棒」として、俺の知りたいことの最新情報を集めて整理し、教えてくれるくれる。
今知りたい最新情報も、
「ねえ大賢者(Gemini)、◯◯の最新情報って集まる?」って聞くだけで情報が見えてくる。
俺が目指しているのは、「AIを使って楽をすること」じゃない。
「AIと一緒に、よりよいものをつくること」だ。
7. おわりに:これからAIとどう向き合うのか
この時代、AIを「使いこなす人」と「使われる人」の差はどんどん広がると思う。
でもその差は、才能じゃなく“向き合い方”の差だ。
AIは、正しく問いを投げかければ、ちゃんと答えを返してくれる。
逆に、問いが雑だと、結果も雑になる。
つまり、これからの時代は“質問力”と“発想力”が武器になる。
そしてその武器は、50歳だろうが60歳だろうが、今からでも鍛えられる。
🔜 次回予告:「プロンプトとは何か?」
次は、ChatGPTやAIを“相棒にする”ために必要なスキル──
「プロンプト」について深掘りしていきます。
ただの命令文じゃない。
プロンプトは“対話の技術”であり、思考の写し鏡でもある。
次回:「プロンプトとは何か|AIと対話する力とは?」をお楽しみに。
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