こんにちは、ケアマネのファントムです。
今週も「介護業界で気になったニュース」を、ちょっとクールに、そして時に皮肉をまじえて振り返っていきます。
高額療養費制度の見直し、認知症ケアマネ支援の通知、補助金の使途変更の柔軟対応など…「現場の声は届いているのか?」と問いかけたくなるようなトピックが続きました。
では、さっそくいきましょう!
◆高額療養費制度に動きあり? 患者団体を交えた専門委員会を設置へ(5月2日)
厚生労働省は、高額療養費制度の見直しに向けて患者団体や関係者が参加する専門委員会を設置する方針を発表しました。
「現場の声を聞く」──よく聞くフレーズだが、今回は本当に聞く気はあるのだろうか?
今後の議論では、医療費の自己負担のあり方や制度の持続性が焦点になる見込みですが、「見直し」と言いつつ負担増に向かう可能性もゼロではありません。むしろ、向かう可能性しかみえません。
要注目の動きです。
◆ケアマネ業務に追い風? 認知症ケア計画への支援策、全国の自治体に通知(5月2日)
こちらも厚労省から。
認知症の人へのケアマネジメント強化のために、自治体に向けて補助金や手引き、相談窓口の案内を通知しました。
「手引き?…またPDF100ページか…」という声がどこかから聞こえてきそうです。
現場を後押しする取り組みであることは歓迎すべきですが、「支援=業務増加」となりがちな介護業界。
ケアマネさんの負担にならないよう、現場と制度のバランス調整が求められます。
むしろ、負担増なことしかやってない気がする今日このごろ?いや、前から?
◆介護人材確保の補助金、使途変更してもOK!再提出は不要に(4月30日)
介護施設向けの人材確保補助金の使い道が変わっても、実績報告で柔軟対応するという通知が厚労省から出されました。
「え、計画書の再提出いらないの!? そんなことある?」という嬉しい驚き。
書類作成の手間を減らせる今回の方針は、現場職員にとってはかなりの朗報。
ただし、「今後も同じ対応が続くかどうか」は別問題。
油断せず、引き続き国の動向をチェックしていきましょう。
◆ファントムのひとこと(編集後記)
「支援の顔して、仕事を増やす。それが霞が関式“応援”の美学。」
皮肉たっぷりのようで、実はそれでも現場は動き続けているのが介護業界のすごさ。
書類に振り回されながらも、目の前の利用者の笑顔のために進む。
その姿勢に、もっとスポットライトが当たってほしいものです。
◆まとめ:今週の注目ポイント
- 高額療養費制度の見直しで患者の声が届くか注視
- 認知症ケア計画の支援策、ケアマネの味方になるか業務増か?
- 補助金の使途変更、久々の「柔軟対応」は朗報
それではまた来週!
来週も、介護の現場を少しでもラクに、そしてオモシロく。
ケアマネのファントムでした。
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