はじめに
「帰る」「ここは自分の家じゃない」
そう言って荷物をまとめ、玄関へ向かう姿に戸惑ったこと、ありませんか?
家族としては「ここが家だよ」「何言ってるの?」と返したくなりますよね。
でも、本人にとっては“本気”で、そして“切実”なんです。
この記事では、「帰宅願望」というBPSDの背景にある気持ちや、
僕(ケアオジ)が現場や家族支援で実際に試してきた対応策、
そして少しだけ心が軽くなるような“視点の転換”をお届けします。
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帰宅願望の背景にある気持ち
帰宅願望の裏には、いくつかの“心のメッセージ”が隠れていることがあります。
たとえば——
・「今の場所」がなんだか落ち着かない
・昔住んでいた家の記憶がよみがえっている
・「自分の役割」に戻りたい気持ち
特に多いのが、「家族が帰ってくるから夕飯を作らないと」といった、かつての生活リズムや役割に戻ろうとする感覚。
これは、“家”に帰りたいのではなく、“安心できる時間”や“役に立っていた頃の自分”に戻りたいという、心の旅なのかもしれません。
【さらに深く学びたい方へ】
📘 note記事:https://note.com/careoji
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